• 5月社内交流会の報告

    5月は理事会や総会のシーズン。事業報告や事業計画、決算、予算とたくさんの資料づくりに追われる季節です。

    先日、5月のマッチング交流会を実施しました。今回は4月の様子の報告と同時に、昨年度一年間を振り返って、どんな1年だったのか?という話題をメインにして、情報交換をしました。

    言葉にすること

     マッチング交流会は参加者が自分のやっていることを「言葉にして伝える」機会です。これがとても大切なことで、そして難しいことを今回の交流会で実感しました。

     例えば「利用者さんが楽しく過ごせるようにしたい」という発表があるとします。よく使われる表現だと思いますが、ちょっと立ち止まって考えると、「楽しい」とは具体的にどんなことなのか?そして、楽しく過ごすためにどのようなことをするのか?など質問が浮かびます。よく使う、何だか分かったような気持になる表現は実は、具体的にどんなことなのかわからなかったり、感覚的に「だって、そうだから」と感じてしまうことで、言語にして説明することが難しい場合があるのです。

     日常の中では何となく楽しい、何かしらの手ごたえがある、という感触で物事を進めていくのもありなのかもしれませんが、それだけでは困ることもあります。例えば、障がい福祉サービスでは「個別支援計画」というものを作成しなければならないとされています。これは、何のために、何を目指して、何を大切にして、どんな支援をするのかということを言葉にして表現するものです。

    言葉にすることがなぜ必要なのか

     言葉で表現することがなぜ必要か?というと、いくつかあります。まずは、マッチング交流会そのものの意義とも重なりますが、「他の人と共有する」ためには言葉にしなければなりません。感じていることは他の人には見えないので、他の人にもわかるように言葉を使った表現をすることになります。支援の現場は複数の人たちでチームで行うことが多いため、共有することはとても大切です。

     次に、責任を果たすためという側面があります。先ほど、引き合いに出した福祉現場のサービス提供は、税金をもらって公共性を担っているので、ねらいや方法など明確に示す責任があります。

     そして、もう1つは人材育成、教育的な視点からの必要性です。自分がやってきた経験やノウハウを誰かに効果的に伝えるために、わかるように言葉にすることが必要です。昔ながらの「見て覚えろ」という発想もあるかもしれませんが、支援現場でいろいろな背景や経験の人たちが支援を学んだり、覚えたりするので、わかるように表現して伝えることは学びや理解に大きな影響を与えます。

     そして、対話につながること

     書いたり、伝えたりする言語化は大切なのですが、ひとつ見えにくい落とし穴があります。それは、実は同じ言葉を使っていても、違うことを思い浮かべていたり、違った理解の仕方をすることも多く、表現した言葉をそのまま伝えるだけでは誤解や行き違いが起こることです。例えば「安心できる環境をつくりましょう」という言葉は多くの人が「その通りだ」「自分もそう思う」と同意すると思いますが、それぞれが「安心できる環境」として想定していることが違っています。また、環境をつくるためのやり方についても、別のことを考えていたりします。ところが、こうしたことはやはり見てわかるわけではないので、それぞれに感じていることや考えていることを出し合って、すり合わせをしたり、違いについて了解をとるプロセスが必要になります。それが「対話」です。

     マッチング交流会は単に一方通行の報告をするのではなく、できる限り、内容についてより理解するために私が進行しながら、「それは、どういうことですか?」「○○とは具体的にどのようなことですか?」「こういうことで合ってますか?」とやり取りをするようにしています。今回は1年の振り返りだったので、意識して対話する時間を作りました。理想は、参加している人同士がそういったやり取りをすることが望ましいと思うのですが、時間などの制約もありますし、理解を深めるための対話にはちょっとしたコツもあるので、そう簡単にはできない現実もあります。

     日々の積み重ねへ

     とはいえ、対話がものすごく難しいことかと言えばそうでもないですし、ちょっとした日々の積み重ねで上達するものだと考えています。よく、コミュニケーションが大切といいますが、私はコミュニケーションよりも対話と言い換えて、いろいろな場面で対話をする練習や方法論を広げていくことが今後の私たちが暮らしやすい地域や社会をつくるためのポイントになるのではないかと思っています。

     その練習のひとつとして、今回のマッチング交流会で活用した方法があります。それは何かを「一言」で表して、それを説明するというやり方です。今回は「昨年度の事業所を一言で表すと?」というお題にしました。すると「臨機応変」「右往左往」「起承転」(あえて結がない)「利用者もスタッフも成長」などと、コンパクトな言葉に思いや印象がこめられます。そのうえで、その言葉をチョイスした理由や意味について話をしながら深めていくと自然と対話になっていくように思います。まずは思いつくこと、感じることをできるだけピンとくる、しっくりくる言葉にしてみて、それを手がかりにして、他の人の力を借りながら、その言葉を使って表現した背景を探っていくことで、自己理解、他者理解へとつながります。みなさんも、ぜひ、ちょっとした日常の中で活用してみてください。

    事業所PRメッセージ

    ぽれっこ倶楽部
    新規利用者さんも慣れてきた様子です。楽しみながら活動できるようレクリエーションや創作活動などの企画や暖かくなってきましたので公園遊びなども取り入れていきます。

    学習支援 Zっと!scrum
    生活困窮者世帯の学習・生活支援を行っています。市内は放課後教室、釧路管内は通信や訪問にて学習支援を行っていますので、ご連絡おまちしています。

    親子の家
    4月は食パンを使ったおやつ作りを楽しみました。みんな、なかなか上手にナイフを使って食パンを切っていましたよ。午前中の利用枠に空きがあります。ぜひ、遊びに来てくださいね。お待ちしてます♪

    フレームフリープロジェクト 休眠預金事業
    最先端の若者支援ハンドブック作成中。一緒に考えてみませんか??

    ネットの居場所 死にトリ
    こえサーチの結果、続々報告しています!https://shinitori.net/docs/?page_id=2

    ここナプ
    2022年度も委託を受けることができて、事業がスタートしています!
    準備ができたら改めてお知らせさせてもらいますね。

    ワークサロン
    就労継続支援B型事業所では室内で出来る様な内勤作業を探しています。