貴重なコラボ事業~ソロキャンプ体験

2月11日(日)に今年度取り組んでいる物づくり体験のイベントとして、「焚き火で焼いて食べよう」体験会を行いました。

この企画に至ったきっかけになったのは、今回の講師として来てもらった日本ソロキャンプ協会のこの記事です。

女性ソロキャンパーへ話しかけに行く男性について日本単独野営協会が思うこと

日頃からジェンダーの問題、特に女性であるというだけで知らないうちに不利益になる実態をなかなか理解してもらえず歯がゆい思いをしていたり、女性支援をやっている仲間たちが厳しい目で見られることもあったり、モヤモヤしているときにこの記事を知りました。

調べてみると書いているのは男性だと推測されるし、男性がこの発想で記事となると、いったいどんな人なのか?と興味を持っていました。

そこで、今年度の物づくり体験事業の企画の一環でコラボができないかと思いつき、サイトを通じて声をかけました。

すぐに返事があったのですが、明らかに先方は戸惑いの様子(苦笑)

それはそうでしょう。ソロキャンプ協会としては、ちょっとイメージしにくかったのではないかと思いつつ、何度かのメールのやりとりを経て、無事に講師として協力してもらえることになりました。

事前に焚き火のやり方に関する基礎を学べる動画を作って送ってもらい、スタッフが見て、一通りの流れを把握。

事前に当日使うための火吹き棒を手作りしたり、参加者の集約をしたり、買い物や会場の雪かきなどして、何とか当日を迎えました。

(焚き火台を早くに注文しなかったばかりに、大慌てであちこちのホームセンターから買い占めに走ることになったのは私たちらしい気持ちになりました…苦笑)

参加者は私たちスタッフが5名、子ども・若者枠(若者枠の基準曖昧)6名、ソロキャンプ協会の講師3名、それに様子を見に来たスタッフ2名の総勢16名。

まずは、講師から焚火の作り方の実演がありました。

ソロキャンプ体験の活動の様子の写真の1枚目。講師の小山さんからのレクチャーが開始した場面。屋外で道具を並べて説明する小山さんの周りで10名くらいが話を聞いている。

レクチャーの中で、薪には「針葉樹」「広葉樹」によって違いがあり、その違いを活用して焚き火を作っていくことが分かりました。

ソロキャンプ体験の活動の様子の写真の2枚目。講師の小山さんが雪の積もった地面の上にしゃがみ、敷物の上に焚き木を並べて説明している場面。

この写真で順番に並んでいるように、太さの違う物を用意します。

そして、フェザースティックという針葉樹をを削って羽みたいにしたものをナイフで作り、それにファイヤースターターで火をつけます。

普段、文化焚き付けと着火マンを使用している身としては、とても新鮮でした(笑)

教えてもらった通りにやってみると実に見事に火が付きました。

ソロキャンプ体験の活動の様子の写真の3枚目。焚き火が燃えている。

焚き火にそれぞれ炭をくべて、熾火を作り、好きなものを焼いて料理完了。

ソロキャンプ体験の活動の様子の写真の4枚目。焚き火にそれぞれ炭をくべて、熾火を作り、その上にあみを乗せて、肉やおにぎりなどを焼いている場面。

そして、食べ終わった後には講師の小山さんからソロキャンプ協会を立ち上げたいきさつを聞きました。

私としてはこれが一番楽しみでした。

サイトを見て、何かしら通じるところがあると感じていましたが、聞いてみて共通項は「生きづらさを自分のこととして感じる体験」と「それを自分なりのやり方でコミットして、解決する自主的な活動」の二つだったと思います。

あれ?それってつまりは市民活動ってことですね。

やっぱり、自分事として感じる社会の課題を人主体となって関わることの大切さとその魅力を再認識しました。

ソロキャンプ協会としても、Xに当日の様子を伝えてくれました。

当日聞いた小山さんの語りの内容がよく伝わってくるので、是非ご覧ください。

そして、ついでに?1月末に取り組んだ燻製づくりの写真も紹介しておきます。

燻製もたくさん、上手にできましたよ!

2月25日からは3週連続で日曜日に料理教室を実施します。

今年度のプロジェクトで実施してきた「物づくり」ですが、毎回魅力や可能性がいっぱいあるなぁと感じます。

助成金は単年度ですが、来年度以降も何かしらに結びつけていきたいと思います。

虐待防止研修も無事に終わりましたので、その様子も近いうちに報告しようと思います。