秋のイベント報告

あっという間に11月も半ばになってしまいましたが、10月後半はネットワークサロンとしては珍しく(笑)イベント的な事業がありましたので、報告します。

10月22日ピザ窯づくりのワークショップ

ものづくりネストの取り組みとして、10月22日に緑ヶ岡拠点のガレージに手作りのピザ窯を作りました。

新ひだか町から窯づくりの講師を招き、いろいろなメンバーが参加するごちゃまぜ企画でしたが、前もって作り方の打合せ、土台作りを進めました。

そして、当日の朝の結成式。

窯づくり始まりの会
窯づくり始まりの会

新ひだか町からの講師、新潟と埼玉からやってきた体験参加者、自立援助ホームほか若者たち5~6名、FMくしろのさこちゃん、ネストのメンバー5~6名、犬も1匹集い、傍らで炭火を起こし、市販のピザを焼いたり、ソーセージやハンバーグを焼いて、食べながら作業しました。

粘土を作って

作業としては、粘土の土に水を混ぜて、スコップで混ぜます。

粘土を枠に貼る
粘土を枠に貼る

その粘土でお団子を作り、木枠の上にペタペタ貼っていきます。

きれいなドームになりました
きれいなドームになりました

すべて貼ったら、上からパンパンとよくたたいて、

完成

すべすべのきれいなドーム型の窯が出来上がり!

私は通所がお休みの車いすの長女を連れて少しの時間だけ(お昼ご飯を食べに)の参加でしたが、なかなか楽しそうな時間でした。

直前まで、本当にこの企画は予定通り開催できるのかと準備に心配の声もありましたが(笑)、予定通りにドタバタだったり、カオスだったりして、我ながら自分たちらしいなぁと思っていました。

オプション佐呂間ツアー

翌日はオプション?企画として、佐呂間町の酪農家のところへ子猫をもらいに行くツアーがあり、埼玉と新潟からの体験者と動物好きの援助ホームの若者、休眠預金事業の住み込み管理人として釧路生活を再チャレンジする若者(この拠点で子猫が一緒に暮らす)と一緒に片道3時間ほどのドライブに行きました。

サロマ湖畔のレストランで美味しいホタテを食べて、地元のお菓子屋さんで草大福を買い、地元の魚屋さんで殻付きのホタテを買ってから、酪農家へ向かいました。

生まれた子猫3匹の中から、選ばれし1匹(オレオと命名されました)が釧路にやってきたのでした。

牧場では、小6の男の子が子猫の紹介から始まり、自ら育てて近いうちに市場に出すというミニチュアホースや品評会に出す牛のポージングについてまで、詳しく説明してくれました。

たくましく生き生きとした小6の様子に私はほれぼれとしてしまい、その後しばらく幸せな気持ちになれた素敵なひとときでした。

最近、動物の力について感じることも多く、最近読んだトラウマの本でも馬と犬はトラウマ治療に有効だということが実証されていると書いてあって、もう少し動物の力を借りてもいいのかもしれないと考える機会にもなりました。

10月29日 Nフェス

前にもここで紹介しましたが、NPO関係の全道イベントNフェスが10月28、29日とあって、参加してきました。

https://n-fes2023.studio.site/session/subcommittee14

この分科会14が担当でした。

居場所をテーマに本質観取という手法を使って「居場所の本質って何なのか」ということを会場の皆さんと一緒に明らかにしていきました。

小1時間ほどでたどり着いたのが

居場所には「アンチ自分らしさからの解放」という本質がある

ということでした。

社会で生きていると、男とか、女とか、大人とか、社会人とか、所属の組織と肩書とか、母として、父として、子どもとして、何かと〇〇として求められる役割があり、それに疲れてしまったり、緊張感や不安、モヤモヤなどを感じてしまうけど、そんな〇〇から解放されて、単なる自分という存在としていられること、それが居場所なのではないかという意味です。

最後に一言ずつ感想を言ってもらったところ、「自分らしさ」というのも何だか堅苦しく、枠がある気がするという意見もらい、なるほど「自分らしくしなければ」と義務になるとそれはそれで変だなぁと思いました。

私としては「できる限り自由な存在になることができる時間空間」みたいな意味かなと思っています。

そうなると、しばしば「こんな居場所を作ろう」とか「居場所はこうあるべき」とか何かの指示やオーダーとして居場所を作ろうとすることがあるけれど、居場所はその都度、来る人やそのタイミングや雰囲気で常に自由を保障する場として柔軟で、変わり続ける必要があるので、正解や完成形があるのは本質から外れてしまうということを改めて感じました。

サイトも、少しずつ内容を充実させていますので、よかったら時々、のぞいてみてくださあい。