2022年10月15日

茶話会開催レポート

 参加者:保護者4名・託児4名 アドバイザー含むここなぷスタッフ

❁茶話会の様子

 今回は、午前の部と午後の部に分けて開催いたしました。土曜日だったこともあり、お子さん達も遊びに来てくれています。とにかく元気に遊んでいる子どもたちのお陰で、とても賑やかな茶話会となりました。

午前の部:感覚過敏(周りの匂いや音などの刺激にとても敏感な状態のこと)

〇偏食・接触過敏

(同じものしか食べない・シャワーが痛く感じお風呂に入るのが苦手)

お母さんたちの考えと日々の接し方

・先生に事情を話し給食の量を少なくしてもらっています。

・子どもが「無理してでも食べる」と言った話をしていた時は、「無理してまで食べなくても良い」と安心できる言葉をかけています。

・年齢が上がるにつれ、野菜炒めを食べなければデザートのアイスクリームは食べられない、という折り合いを自分でつける姿が見られてきました。

・学校・保育園では頑張って食べているので、家庭では頑張らなくて良いと考え、食べさせることはしていません。

・お風呂は2日までなら入らなくても良いというルールを子ども自身が決めているので、見守るようにしています。

アドバイザーの方の考えは・・・

・苦手な感覚的な原因があっても、人との関係性が増えてくると、受け入れられることが増えてくる子もいます。

・偏食については無理強いをしない、舐めるチャレンジができる環境を作っていくと、いつの間にか食べられるようになっていたこともありますよ。食べたくないものを無理矢理食べてもね…「だまされたと思って食べてごらん」というフレーズは食べられる人の理屈で、本当にだまされているだけだと思いますよ。美味しく自分の食べたいものを安心して食べていられることが大切なのではないでしょうか。柔らかい雰囲気だと、子どもも安心して食べられることもありますよ。

・日本人は風呂の入りすぎという説があるので、『まぁ、2日くらいは入らなくても良いか』というおおらかさだと、子どもが快適になるかもしれませんね。

(担当者の感想)

感覚の過敏な人たちには、本人にしかわからない、つらいことがたくさんあります。また、その状況は本人しか乗り越えられないことのようです。とにかく、見守る・無理強いしないことで、ゆくゆくは本人が乗り越えられる力を育むことが子育ての秘訣になってくると感じました。

午後の部:子育て中のモヤモヤを披露し合おう

・子どもに違和感を感じている…

・スマホで発達の情報を調べると、うちの子に当てはまる気がする…

・子どもは何者で、私はどうしたら良いのだろう…

(担当者の感想)

「(子育て中は)モヤモヤの中にいる」この言葉は茶話会の中でお母さん達がお話しされた言葉です。(共感される方は多いのではないでしょうか)答えの見えない毎日で、答えを探しても見つからない…。まさに、『モヤモヤの中にいる』状況は辛いですよね。

だからこそ、気持ちを話して自分のことも認めていきながら子育てしていけたら良いですね。

普段感じているモヤモヤを話したり、誰かのモヤモヤに共感したり、茶話会で気持ちを軽くしてみませんか?

次回のご参加お待ちしています♪

アドバイザーはこの方々!音声付き自己紹介があります。ご覧ください。

「先を急がず、ていねいに、楽しく」子育てラクダ研究所で考えていること – FFP