地域で生活をされている障がい児者に対して、家事援助や介護、外出の支援を行っています。それぞれのニーズに合わせて、柔軟な対応を行える体制を作っています。

所在地

事務所:北海道釧路市柏木町2-8 2階

連絡先

TEL:0154-41-8033
FAX:0154-44-5528

サービスについて

内容

ヘルパーを派遣し、「身体介護」「家事援助」「通院等介護」「重度訪問介護」「行動援護」「同行援護」「移動支援」など、1対1でケアを提供するサービスを行っています。

「身体介護」「家事援助」では、ヘルパーが自宅に伺って入浴やトイレ、食事の介助、掃除や洗濯、食事作りなどをします。
「通院等介護」では、ヘルパーが通院の介助、公的機関での手続きなどに付き添います。
「重度訪問介護」では、重度身体障がいの成人(15歳以上の児童も含む場合があります)に対し、自宅での見守り・外出時の付き添いなどの、長時間の断続的な介護つき見守りを行います。

「行動援護」は知的障がいや精神障がい、自閉スペクトラム症などにより行動面での支援が必要な方に対してその特性に応じたサポートを行います。「同行援護」は視覚障害の方への付き添い支援です。区分等の関係で居宅介護サービスの支給決定の対象とならない方たちの外出や在宅の支援は「移動支援」「日中一時支援」で対応しています。

雰囲気や持ち味

一般的に居宅介護事業所は「身体介護」「家事援助」が多く、毎週決まった曜日時間に自宅にヘルパーが訪問することが多いですが、PASSは「行動援護」「同行援護」「移動支援」などの外出の支援が中心であることが大きな特徴です。

障がいのない人たちにとって、外出はとても日常的で当たり前のことですが、一人で外出が難しい人やその家族にとって必要に応じて外出することは簡単ではありません。私たちは福祉有償運送と組み合わせ、できるだけ当たり前の外出が実現できるようサポートをしています。兼務のスタッフ含めて10名以上のさまざまなヘルパーがいますので、可能な限り、ひとりひとりの利用される方の個性や状況などと人員やサービスをマッチングをしながらヘルパー派遣を行っています。

とはいっても、柔軟なサービス提供は調整が大変なので、利用者さんや家族ともよくコミュニケーションをとりながら、地域生活を応援したいと思っています。

関わる人

事業管理者は、高校を卒業してからずっとこの法人にいて、ネットワークサロン歴18年の古株です。
常勤ヘルパー4名、その他に柔軟な対応のための兼務のヘルパーが8~10名います。

サービス実施の背景

目的は、当たり前の地域生活の実現です。日常生活動作や外出など、私たちが当たり前に行っていることを当たり前に保障したいと考えています。介護が必要で、在宅生活を送る場合は家族介護が前提になってしまい、家族の事情で介護が影響され、介護の事情で家族の生活にも影響が出てしまいます。そういった家族に依存した介護から、社会全体が支える介護に少しでも変化していけたらと考えています。

介護や支援の社会化は、ご本人の社会性を促し、ヘルパーや一般市民への理解を促すきっかけにもなります。たとえば、いつも近くにいる家族であれば言わなくても察してやってくれることも、ヘルパーには言葉にして頼まないといけないかもしれません。それは、言語化する練習にもつながる場合があります。

同じように、親と遊びに行くことと同年代の人と遊ぶことは、当然意味が異なります。

障がいのない人にとって、その時々の自分のニーズに合わせて関わる相手を変えることは自然にやっていることだと思います。でも、その「当たり前」と思えるようなことも、障がいがあると機会を得づらい場合がたくさんあります。

たとえば、利用される方と一緒にヘルパーがショッピングやカラオケに行くこともあります。ショッピングの目的は買うことそのものだけでなく、むしろ「これ、かわいいですね」といった会話を楽しむことにあるときもあります。それは家族と違う役割や関係性があるからこそ、できることなのではないでしょうか。

ヘルパー派遣を通し、利用される方の地域生活を広げていきたいと思います。家族以外の人と過ごす時間を増やし自立に向けたイメージをつくることも、サービスの目的のひとつです。

利用するには

受付情報

現在、新規登録の受付を見合わせていますが、相談は受けています。必要に応じてお問い合わせください。

利用対象者

支給決定を受けている方なら何歳からでも対象になります。

利用料

サービスメニュー・利用時間によって異なります。

利用方法

計画相談が前提なので、担当の相談支援専門員にご相談ください。
セルフプランの方は直接事業所にご連絡ください。